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人間工学応用事例(GPDB)・GPDB表彰

ED-144 上下昇降デスク「Swift(スイフト)」

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概要
製品の概要

「Swift」は、天板を650㎜から1,250㎜の間をボタンひとつで静かに素早く昇降でき、立ったり座ったりするポジションの変更をストレスなく行うことができます。天板エッジは腕への負荷を軽減する曲線仕上げで、ミーティングテーブル、デスクパネルや専用ワゴンなどラインナップしました。上下昇降時に障害物を感知すると動作を停止し30㎜戻る安全装置も搭載しています。オフィスで求められる多様な働き方に対応します。

人間工学的配慮視点

立ち仕事と座り仕事を繰り返すことのプラスの効果について、公益財団法人労働科学研究所とオカムラとの実験により明らかになりました。

  1. 立ち仕事×座り仕事が最も疲れにくい
    パソコン作業中に立ったり座ったりを定期的に繰り返した実験参加者は、最も疲労を感じなかったという数値でした。ポジションを定期的に変えることが、負荷分散という視点から見て疲れにくいという結果です。
  2. 立ったり座ったりと繰り返すと足がむくみにくい
    作業の前後でふくらはぎの周囲を測ったところ、「立ち仕事」のみ「座り仕事」のみと比べて、双方を定期的に繰り返したほうは周囲の増加量が最も少ないという結果でした。
  3. ポジションチェンジで眠気が抑えられる傾向に
    「立ち座り」を繰り返した場合と「立ち仕事」のみを続けた場合とでは、眠気の度合いがほぼ同じ程度に留まることが分かりました。「座り仕事」のみを続けるよりも、集中できるものと考えられます。
開発秘話

本製品の目的とする職場での健康増進は、オフィスで長時間勤務するユーザー全ての方が対象と考えており、多数の上下昇降デスクが設置されることを当初から想定してデザイン・設計を進めました。デスクの間隔を保持する仕組みや配線の収納など、安心して使用することが出来る構造としています。さらに立ち姿勢での執務を快適にするため、専用の天板を品揃えしました。立ち姿勢では全身が自由に動かせるため、自然とデスクの天板の縁に肘で寄りかかったり、手を添えたりする動作が多くなります。そのため手に馴染み易いよう天板の前縁は緩やかに傾斜させたラウンド型にデザインしましたが、スチール製の天板をこのような形状に成型し、表面に継目なく化粧板を貼る構造については、従来の構造をそのまま踏襲するだけでは実現出来ず、製品化にあたって試行錯誤を繰り返し実現しました。日本の新たなスタンダードデスクを是非とも皆様に体感いただきたいと思います。

デザイナー 山本崇之


評価結果データ
特許・意匠登録番号

特願2014-223727他全6件・意願2014-021765他全13件

推薦者

認定人間工学専門家 浅田晴之

お問い合わせ
企業名・担当部署名

(株)岡村製作所マーケティング本部オフィス製品部

担当者名

岸 一晃

その他連絡先

■共同研究機関
公益財団法人 労働科学研究所
http://www.isl.or.jp/

■その他連絡先
(株)岡村製作所 お客様サービスセンター
0120-81-9060

掲載URL

http://www.okamura.co.jp/product/desk_table/swift/

製品発売時期

2015年1月

更新日

2015年05月18日



 


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