ホーム >  人間工学応用事例(GPDB)・GPDB表彰 > グッドプラクティスデータベース一覧

人間工学応用事例(GPDB)・GPDB表彰

ED-137 溶接用トーチハンドル

画像

概要
製品の概要

“握りやすい”、“疲れにくい”、“熱さを感じにくい”という三点を大きな特長とし、溶接作業者の日々の作業負担を軽減させることができる溶接トーチハンドルです。

人間工学的配慮視点

本事例は、溶接トーチハンドルのグリップ把持部を人間の握りこんだ掌形状のように滑らかなカーブ形状にすることにより、掌との接触面積を拡大させ、フィット感・安定感などの握り性の向上を実現させました。また、主観評価、統計解析を繰り返し実施することにより溶接作業者が、疲労感を感じる要因として、溶接姿勢時の肘の高さに関係があることを突き止めました。その課題を解決するために、ハンドル先端側に予め角度を持たせた形状を検討し、実際の溶接姿勢においてモーションキャプチャによる動作解析を行いました。その結果、肘の高さを低くさせたことで疲労性と操作性を格段に向上させることができました。一方で、通電ケーブルからの発熱がトーチハンドルに伝達することで、ハンドル表面温度は約80度まで上昇します。作業者は熱さを我慢しながらの過酷な作業を強いられ、夏場の溶接環境下では発汗による感電の危険性も潜んでいます。よって、作業者が把持するハンドル表面部への熱伝達を抑える内部構造を検討し、弊社現行製品に比べ約20度の温度上昇を低減させ、作業者の負担を改善させることができました。

開発秘話

日本国内だけでも19万人を超える溶接作業者が、「危険」「汚い」「きつい」の3K職場の中で日々、溶接トーチを握って溶接をされています。過酷な環境が故に、トーチハンドルの設計思想は、各社揃って剛性・耐久性を追求したモノづくりとなっており、作業者の負担を軽減させるような取組みは前例がありませんでした。
我々は、総合溶接メーカとして業界に先駆けて、高いユーザビリティを追求し、人間工学の視点での製品開発に取り組み、3K現場で溶接をされている作業者の負荷を少しでも改善させることを目的に、兵庫県立工業技術センターと共同研究を行いながら本開発に取組みました。


評価結果データ
推薦者

認定人間工学専門家 山岡俊樹

お問い合わせ
企業名・担当部署名

株式会社ダイヘン 溶接機事業部 トーチ技術部

担当者名

鶴丸 尚孝

e-mail

n-tsurumaru@daihen.co.jp

その他連絡先

兵庫県立工業技術センター 平田 一郎

掲載URL

http://www.daihen.co.jp/yosetsu/

製品発売時期

2014年12月1日

更新日

2014年03月13日



 


ページのトップへ