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人間工学応用事例(GPDB)・GPDB表彰

GP-115 作業面高調整のためのプラットホーム導入事例

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改善前

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改善後

改善事例概要
改善事例概要(改善前)

梱包用段ボールの組み立て作業を行う際、机上面で作業を行うと肘よりも高い位置で作業する必要があったため、簡易的に積み重ねた段ボールを作業台として使っていました。

改善事例概要(改善後)

作業者の身長に合わせて肘の高さあたりで適切な作業面の高さを保てるように、足の下にプラットホーム(足台)を置きました。

人間工学的配慮視点

作業者の体のサイズは様々であり、この事例のように身長の低い作業者にとっては作業面高が高すぎる場合があります。作業面の高さを調整することは人間工学的改善の大原則であり、自然な姿勢で作業ができるように高さを調整します。作業面の高さを適切に設定することで、効率的な作業が行われ、疲労を減らすことが知られています。
 一般的によく知られている「肘高ルール(エルボールール)」を活用して適切な作業面高を検討します。肘高ルールとは、多くの作業では「作業面の高さを肘の高さに合わせる」ことがもっとも身体的な負担の少ない作業姿勢を確保することにつながります。力を要する作業の場合は、肘の高さより5~10cm程度作業面を低くし、逆に精密な作業が求められる場合は肘の高さより5~10cm程度作業面を高くすることが一般的によいとされています。

期待される効果
  1. 腰痛および首・肩・腕障害の発症リスクの軽減
  2. 主観的局所筋負担の軽減
  3. 作業効率の向上
推薦者

認定人間工学専門家 井谷 徹

お問い合わせ
企業名・担当部署名

名古屋市立大学・院・医

担当者名

榎原 毅

更新日

2008年08月21日



 


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