イベント案内

投稿日:2010年03月30日|投稿者:JES事務局

豊かな自然に囲まれ、初秋の陽気を感じながら。
     -東海支部2009年研究大会 開催報告-

【開催日】平成21年10月10日(土)
【寄稿者】:松浦康之さん(名古屋市立大学研究員、JES広報特派員)[プロフィール]

東海支部2009研究大会・会場外観(W9号館)
[東海支部2009研究大会・会場外観(W9号館)]
研究大会・会場(W9号館4階)
[研究大会・会場(W9号館4階)]

平成21年10月10日(土)、台風一過の青空のもと、室内で研究大会を行うのはもったいないくらいの陽気の中、日本人間工学会東海支部2009年研究大会を金城学院大学 W9号館4階(片瀬 眞由美 大会長・金城学院大学教授)にて開催致しました。今回で東海支部の研究大会も10回目と、記念すべき大会となりました。

会場となる金城学院大学は、長い歴史と伝統をもつ女子大学です。また、女子大学のため、教職員以外の男性が来ないことを前提に建物が作られております。しかし、普段とは違い、研究大会には男性が多く参加されます。そこで、今回、会場のある4階の女性用トイレを男性用に解放する工夫をしました。しかしながら、男性用に解放されたとは言え、普段は女性用、入るのを少し躊躇している姿が度々見られました。
また、キャンパスは森に囲まれ、大学構内を里山として整備しているため、散策路などが設置されており、こんな日は散策にうってつけでした。

本研究大会では、91人の参加者、研究発表33編の発表がありました。また、2つの目玉プログラムとして、公開講座をかねた特別講演「からだのケア、こころのケア」のテーマで、柏木哲夫先生(金城学院学院長・大学長)のご講演と、若手育成の一環として学生支援特別企画「企業との架け橋~東海支部プログラム~」を実施致しました。


9時15分 受付開始


[朝の会場受付]

受付開始時刻よりも前から、多くの参加者が会場に来場。そのため、受付開始時刻を少し繰り上げて、対応しました。


9時45分~10時45分 研究発表(午前)

A会場とB会場の2会場に分かれて研究発表が行われました。なお、発表時間は、発表12分、質疑応答3分でした。

タイムキーパー担当の学生さんも、マイク・照明担当の学生さんも、学会でのこういった役というのは皆初めてと言うこともあり、緊張の趣。かくいう筆者も今回、初めての座長。さらに、朝一のセッションで他の座長の先生のお手本を見ることも出来ないと言うことで、少し緊張。

座長・会場係の3人は緊張しつつ、セッションをはじめましたが、発表者の方々は、特に緊張した様子もなく、淡々と発表をされ、活発な質疑応答をされておりました。

一方、座長、会場係のほうはと言うと、初めての経験ゆえに、座長はたまに言葉に詰まったり、会場係は発表時間の計測を質疑応答の前にうっかり止めてしまったり、質疑応答で質問者の方からマイクを返してもらうタイミングがかみ合わなかったり、などの細かいミスもあったものの、大きなミスもなく担当をこなし、無事にセッションを終えることが出来ました。


11時00分~12時00分  特別講演

[特別講演]

今回、公開講座をかねた特別講演ということで、「からだのケア、こころのケア」のテーマで、柏木哲夫先生(金城学院学院長・大学長)にご講演頂きました。柏木先生は、日本で初めてのホスピスを立ち上げられたご経験をお持ちであり、精神医学、緩和ケアのお立場から、人のこころの問題についてご講演を頂きました。一般参加の人数は33人と、多くの方のご参加を頂きました。

柏木先生は、演題の前で話すだけではなく、聴衆の中に入っていかれ、聴衆の方々一人一人に話し掛けるような講演でした。

[特別講演]

また、ホスピスに勤務され、多くの患者さんと関わられた経験に基づくお話や、「死とどう向き合うか」「死を迎えようとしている患者とどう接するか」と言った誰もが迎える死についてのお話は、柏木先生の体験と話術と絡み合い、聴講されている皆さんが聞き入っていらっしゃいました。

講演後の質疑応答でも、聴講者からも質問やコメントが寄せられ、予定されていた時間では収まらないほどでした。


12時15分~13時15分  企業との架け橋

企業との架け橋

直前の特別講演が盛況だったため、5分ほど遅れての開始となりました。企業との架け橋は、C会場にて行われました。今回、アイシン精機株式会社、三恵工業株式会社、トヨタ紡織株式会社(五十音順)の3企業の方をお招きして、学部生・院生などの若手人材育成支援の一環として実施されました。企業訪問や説明会などのような形式にこだわらず、肩ひじを張らない昼食を食べながらの意見交換会を行いました。

最初の頃は、企業の方も学生さんも、少し緊張されているようでしたが、時間が経つにつれ、緊張もほぐれ、時に、真剣な議論を交わす声が、時に笑い声が聞こえてくるなど、ざっくばらんな意見交換が出来たと思います。「昼食を食べながら」という、インターンシップや就職説明会などにはない和やかな雰囲気も良かったと思います。

企業との架け橋

参加した学生さん達からも、これからの就職活動に役立つ話が聞けた、企業の現場の生の声が聞くことが出来た、就職説明会などでは聞けないような本音も聞けてよかったなどの意見が聞かれました。また、1時間では短かった、もっと話が聞きたかったと言う声が多数寄せられるほどの盛況振りでした。


13時30分~17時05分  研究発表(午後)

研究発表(午後)

午後からの研究発表では、A会場、B会場各々3セッションずつの発表となっています。

また、朝は緊張していたタイムキーパー、マイク・照明の各担当の学生さんたちも、午後からは慣れたもので、淡々と各担当をこなしておりました。ただ、慣れたが故に、照明のボタンをうっかり押し間違えたり、質疑応答中にうっかりベルを落とし、「チーン」という音が一瞬会場を包んだり、といったうっかりミスも少しありました。

研究発表(午後)
[午後の研究発表での一コマ ]

一方、本研究大会では、初めて学会発表する学部生・大学院生も多く、皆さん緊張した様子。しかし、緊張しつつも、無難に発表をこなし、また諸先生方から暖かいアドバイスや意見を受け、さらに発表の後にもフロアでアドバイスや意見などを貰い、熱心に話を聞く姿が印象的でした。

本研究大会でも、例年同様、充実した発表と率直なディスカッションが展開され、有意義な研究交流が出来たのではないかと思います。


休憩室

参加者の喉を潤した飲み物たち
[参加者の喉を潤した飲み物たち]

各発表会場以外に、人間工学会年次大会同様、休憩室が儲けられております。休憩室では、ペットボトルのお茶・紅茶、缶コーヒー、お菓子が用意されており、参加者の皆さんがほっと一息つかれたり、発表前の追い込みで、パワーポイントを直したり、交流を深めたりとされていました。


17時15分~17時45分 高田賞授与式

高田賞授与式

東海支部では、学部生・大学院生等を対象に、優れた発表に対して「高田賞」を授与しています。高田賞授与式は、A会場にて執り行われ、本研究大会では16名が高田賞を受賞しました。高田賞はこれからの人間工学を担う若手の今後の励みとなっています。


18時00分~19時30分  懇親会

懇親会

研究大会の会場から大学生協に場所を移し、本研究大会の締めとなる懇親会。懇親会では当日飛び入り参加の方が見えるなど大変盛況でした。最初に、片瀬大会長からの挨拶ののち、乾杯。

乾杯の後、テーブルの上の料理や、ビールは次々と消えていき、酌をかわしつつ、話に花が咲きました。楽しい時間は早く過ぎるもので、1時間半はあっという間に過ぎていきました。

最後は、次期大会長の名古屋工業大学 仁科健教授の挨拶と、第1回目の研究大会長の名城大学 福田康明教授の音頭による一丁締めで締め、散会となりました。


終わりに

筆者も早いもので東海支部研究大会の参加も5回目となりました。しかし、今回はこれまでの参加とは異なり、初の実行委員、初座長と、初物づくしで参加致しました。特に、座長は緊張しましたが、非常にいい経験となりました。

また、この度、広報特派員のトップバッターとして、東海支部の研究大会の報告を書かせて頂きました。研究大会の雰囲気が、少しでも皆様に伝われば幸いに存じます。


 


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