イベント案内

投稿日:2009年12月05日|投稿者:JES事務局

【開催日】:2009年12月5日
【寄稿者】:土井俊央さん(和歌山大学システム工学部学部生、JES広報特派員)[プロフィール]

はじめに

平成21年12月5日に、平成21年度日本人間工学会関西支部大会が磯田則夫大会長(奈良女子大学大学院教授)のもと奈良女子大学生活環境学部にて開催されました。

本大会では、磯田大会長による特別講演「住まいの快適環境」、アーゴデザイン部会と観察工学・サービス工学研究会による企画セッションおよび60題の研究発表が行われました。また筆者を含む大学生・大学院生らの発表も多く、各会場では盛んな議論が行われたことと思います。大会当日はあいにくの雨でしたが、大勢の方が参加・発表され、非常に活気あふれる有意義な大会となりました。

それでは、本大会や筆者の参加したセッションの感想などを述べていきます。

特別講演

ご講演されている磯田先生
[ご講演されている磯田先生]

本大会では、特別講演として磯田則夫先生に「住まいの快適環境」というテーマでご講演いただきました。磯田先生は、奈良女子大学大学院人間文化研究科社会生活環境学専攻で住環境工学のご研究をされています。特に奈良女子大学では温熱環境研究に取り組んでおられ、その成果についてご講演いただきました。


特別講演の会場の雰囲気
[特別講演の会場の雰囲気]

特別講演は会場が満員になるほど多くの方々が参加され、熱心に聴講されていました。筆者は、我々の民家における温熱環境や快適な冷暖房システムの利用方法についてのお話を興味深く拝聴いたしました。筆者の研究室は、あまり快適な冷暖房環境ではない様なので、このお話を参考にして快適にしようと思いました。また、講演後には多くのご意見やご質問が寄せられました。


企画セッション

企画セッションでの研究発表
[企画セッションでの研究発表]

企画セッションでは、午前中に観察工学・サービス工学研究会による「観察工学とサービス工学の考え方と事例」、午後にアーゴデザイン部会シンポジウム「製品・サービス開発を目的としたロードマップ」が行われました。


企画セッション

企画セッションの雰囲気
[企画セッションの雰囲気]

筆者は、観察工学・サービス工学研究会に所属させていただいているため、午前中の企画セッションに参加させていただきました。「観察工学とサービス工学の考え方と事例」の企画セッションでは山岡俊樹先生(和歌山大学教授)をはじめとする研究会の方々が発表をされました。近年注目されている、サービスデザインやサービスサイエンスについて議論が行われ、さらにそのために必要な観察の方法や事例についても言及されました。特に筆者は、観察方法や実際のビジネスへの観察技術の適用事例が非常に興味深く、今後のサービス工学研究の参考になると感じました。また、セッション終盤の質疑応答では、サービスや観察について熱心な議論が行われ、予定していた時間を超えてしまうほどでした。


研究発表

研究発表での一コマ
[研究発表での一コマ]

本大会では60題の研究発表が行われ、様々な興味深い発表が行われました。一般研究発表はB~Eの4つの会場で行われました。B~D会場では各3セッション、E会場では2セッションの発表がありました。

筆者はE会場で行われた「メンタルモデル」と「ユーザビリティ」のセッションに参加してきました。特に今大会ではメンタルモデル研究が多く1つのセッションとして行われました。また、「メンタルモデル」のセッションでは、筆者も発表させていただき、議論させていただきました。各セッションでは筆者をはじめとする大学生や大学院生の発表者が、多くの参加者の方々から、アドバイスやご意見を頂いたり、議論が交わされたりし、活気あふれる研究発表となりました。とても熱心な議論があったせいか、予定時間よりも長くなってしまいましたが、とても有意義な時間を過ごすことができたと思います。

懇親会

懇親会の会場
[懇親会の会場]

研究発表の後は、奈良女子大学の生協で懇親会が行われました。研究発表同様、懇親会にも多くの方が参加され大変盛り上がりました。筆者も他大学の先生方、企業の方や他大学の学生さんとお話をさせていただき、大変楽しい時間を過ごすことができました。料理やお酒もたくさん用意されており、おいしく頂きました。


勉強になったことと大会に今後期待すること

今回の大会に参加させていただき、様々な研究発表や特別講演を興味深く拝聴させていただきました。こういったことは普段の学生生活を送る中で、中々体験できることではありません。学生の間に学会活動という貴重な体験をさせていただけたことは、今後研究活動を行っていくうえで参考になることばかりで、とても勉強になりました。

また、他大学や企業での研究動向を発表を通して知ることができ非常に刺激を受けました。さらに、筆者自身の研究についても質疑応答や懇親会の際に様々な意見をいただき、とても参考になりました。来年度の大会にもぜひ参加させていただきたいと考えています。

すでに述べたように今大会は筆者自身にとって非常に勉強になったのですが、今後さらに期待することもあります。例えば、学生同士のシンポジウムのような大学生・大学院生などの同年代の方々とより多くの議論を交わし、交流を深める機会を設けていただくなどすることで、研究に対して広い視野を持ったり、お互いに刺激を受けることができると考えます。

終わりに

今回筆者は、広報特派員として関西支部大会に参加させていただきました。昨年度、初めて関西支部大会で参加・発表させていただいたばかりで研究者としても未熟ですので、このような機会を与えていただいたことに感謝するとともに恐縮しておりました。しかし、特別講演や様々な研究発表などを聞かせていただき、またこうして参加報告を執筆させていただくことも非常に勉強になりました。未熟な筆者ではありますが、これからも学生ならではの視点で学会活動に関われたらと思っていますので、今後ともご指導ご鞭撻よろしくお願いいたします。


 


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