Vol.82 2026年9月7日
会報・人間工学専門家認定機構会報担当
目次
機構長あいさつ
第12期機構長 松田 文子(公益財団法人 大原記念労働科学研究所)
このたび,第12期(2026年6月~)の人間工学専門家認定機構長を拝命いたしました,松田文子です。第12期では、前期の基本方針である「認定人間工学専門家のブランディング」を踏襲し活動して参ります。
具体的な活動では、IEAの改訂コアコンピテンシーに対応した認定基準の整備を進めていきます。試験方式および内容についても、認定専門家をはじめ、今後受験される方との課題感を共有しながら検討していきたいと考えています。
専門家のスキルの可視化、スキルの向上を推進するため、第11期に引き続き、デジタルバッジの検討と実装、専門領域拡大ならびに能力向上、社会的評価向上のための学習機会の創出を目指していきます。
準専門家については、専門家へのステップアップが十分に進まないという課題があります。この移行の支援策についても順次はじめていきたいと考えています。また、現場で実践を重ねている人を対象とした認定人間工学プラクティショナーについては、取得に向けた教育機会の拡充に向けて人間工学に関するセミナー・講座情報の提供を始めています。
認定人間工学専門家は「実社会の役に立つ資格」です。この意味を今一度、皆さんのともに考え、もう一歩、人間工学専門家認定機構の活動を前に進めていきたいと思います。どうぞよろしくお願いします。
報告
日本人間工学会第67回大会 若手向けランチョンセミナー開催報告
人間工学deナカマとつながろう! ~オールジャパン学生交流ランチョンセミナー~
境 薫(富士通株式会社)
全
国から会員・学生らが集う日本人間工学会第67回大会において、若手・学生を対象としたランチョンセミナー「人間工学deナカマとつながろう!」を実施しました。本セミナーは、人間工学に関心を持つ学生、若手研究者、実務者が交流し、将来のキャリアや研究・実践について語り合う場の創出を目的として、2022年より開催しています。
当日は、企業で活躍する若手人材へのインタビューと参加者同士の交流パートの二部構成で進行しました。活躍する先輩として登壇いただいたセノー(株)の林さんからは、企業における人間工学の活用やキャリア形成についてご紹介いただきました。会場からも企業現場での実践に関する質問が多数寄せられ、予定時間いっぱいまで議論が続くなど、大いに盛り上がりました。
交流パートでは、参加者同士が自由に意見交換を行いました。継続的に参加しているリピーターも見られ、テーブルごとのファシリテーションを行わなくても自然に会話が活性化し、学生、研究者、企業実務者の垣根を越えた交流が実現しました。
参加希望者は想定を上回り、当日の飛び入り参加希望も多数寄せられました。会場定員の都合により一部の参加希望者には参加をお断りする場面もあり、本セミナーへの高い関心がうかがえました。
参加者からは、「企業のリアルな話が聞けて参考になった」「新たなつながりができた」といった声が寄せられた一方で、「もっと参加者同士で話したかった」という意見も複数ありました。今回は60分間の開催であったため、交流時間がやや不足した面もあったと考えられます。今後は時間枠の拡充も含めて検討を進め、引き続き若手世代のネットワーク形成と人間工学コミュニティの活性化に貢献していきます。

参加者から頂いた感想
普段知り合えないような他大学とお話しできて楽しかったです。研究のことだけでなく、各地の魅力や趣味などを話すことができて、とても有意義な時間を過ごすことができました。またこのような機会があれば参加させて頂きたいです。
- 開催概要
開催日時:2026年5月24日(日) 12:00~13:00
会場:日本人間工学会第67回大会会場
名古屋市立大学滝子キャンパス(愛知県名古屋市)
専門家の新規登録
- 認定人間工学準専門家 井上佑亮、荒木開人、小林由季、加藤悠汰、岳山基之、片山廣光、上原菜々花、角田朋佳、青木智香、平井達也、佐藤小夜子、北村周仁、船田紗知恵、関智衣、佐藤令菜、川上真由
- 認定人間工学プラクティショナー 杉原尚明、戸塚新平、中島洋
(2026年8月1日認定)
会員数
2026年9月1日現在(2026年4月1日からの人数増減)
- 認定人間工学専門家 217名(±0)
- 認定人間工学準専門家 241名(+22)
- 認定人間工学プラクティショナー 73名(+5)
- シニア認定人間工学専門家 18名(-1)
編集後記
このたび、会報を担当させていただくことになりました平田と申します。
皆様のご活動やご経験を知ることができるのを楽しみにしています。会報担当としてはまだまだ不慣れなところもありますが、これからどうぞよろしくお願いいたします。皆様からの情報やご意見,ご寄稿などもぜひお寄せいただければ幸いです。(会報担当 平田)
今号より会報を担当いたします、株式会社オージス総研の皆川と申します。
これまでJESの広報委員を務めてまいりましたが、今度は認定機構の会報ということで、この会報を通してさまざまな情報をお届けしていきたいと考えております。
まだまだ至らないところもあるかと存じますが、みなさまに「読んでみたい」と思っていただけるような会報を目指してまいります。
もちろん、みなさまからのご意見、ご提案、ご寄稿も大歓迎です。
これからもどうぞよろしくお願いいたします。(会報担当 皆川)