2026年9月19日(土) 14:00~17:00 NEW!
話題提供者
- 河野 龍太郎 氏(株式会社 安全推進研究所 代表取締役所長/自治医科大学名誉教授)
「医療事故は医学では防げない-人間工学、心理学、ヒューマンファクター工学が必要だ-」
医療現場では、確認不足、思い込み、連携不足、忙しさ、電子カルテや医療機器の使いにくさなど、さまざまな要因が重なって医療事故が発生します。特に転倒転落対策は、見守りや注意喚起、離床センサーなど、医療者の努力に大きく依存する現在のやり方だけでは限界があります。そのような現状に対して、河野氏は、医療安全の問題は医療者だけが解決すべき問題ではなく、心理学、人間工学、ヒューマンファクター工学などの知見を積極的に活用すべきだと主張されてきました。本講演では、具体的な医療事故事例をもとに、医療安全を個人の注意力や努力の問題としてではなく、人間の特性とシステム設計の問題として捉え直すことを目指します。医療者が日々感じている「なぜ同じことが起きるのか」という疑問を、より科学的・工学的に考える機会にしたいと考えています。
本支部の研究会は、参加者の皆さんとのディスカッションに長い時間を割くことに特徴があります。多くの方のご参加と、多くの方のご発言をよろしくお願いします。