PIE JAPAN CHAPTER

[2024/5/25] 第63回 日本生体医工学会大会 オーガナイズドセッション

今年度も,生体医工学会にてオーガナイズドセッションを開催しますので,ぜひご参加いただき,活発な討議をお願いいたします.
今回のセッションでは,3件の話題提供を受けて,部会長の大須賀美恵子から副題の「いつでも どこでも あなただけ」をめざす上での技術課題とデバイス・サービス提供者・研究者への期待を述べ,最後に総合討論を行います.
OS3-6-1 日常・産業場面におけるウエアラブル生体計測デバイスの活用と課題~いつでもどこでもあなただけをめざして~(3)
(1)活動量・心拍,簡易深部体温を用いた生体リズム・作業負荷推定の有用性と問題点  丸山 崇先生(産業医科大学・医学部)

ウエアラブルデバイスから得られた活動量や心拍,簡易深部体温を用いて,生体リズムや作業負荷を推測する試みを紹介していただき,これらの有用性と問題点を抽出し,労働者の安全衛生向上に寄与できる可能性について論じていただきます.
(2)職場のwell-beingの観点から生体計測に期待すること  榎原 毅先生(産業医科大学・産業生態科学研究所)
日常の労働生活のセンシングによる健康リスクの早期予測だけではなく,健康経営の観点によるWELL認証など,職場のウェルビーイング向上に資する生体計測について期待することをお話しいただきます.
(3)デスクワーク中の人の非接触生体情報計測による状態推定手法の可能性と課題  鎌倉 快之先生(大阪工業大学・情報科学部)
デスクワークなど着座時の人の状態推定手法の事例として,カメラを用いた非接触での生体情報計測について,どのようなデータが取れ,どのような問題点があるかを,従来型(電極・センサ装着)やウエラブルデバイスを利用する場合と比較して論じていただきます.

大会
2024年5月23日(木)~5月25日(土)かごしま県民交流センター
OS
2024年5月25日(土)10:30~12:00 第6会場
備考
大会は対面のみ,OSはハイブリット開催(予定)です.いずれの場合も,大会参加登録(参加費支払)が必要です.大会WEBページ
詳細につきましては,後日,更新いたします.

[2023/12/9] 2023年度 日本人間工学会関西支部大会 企画セッション

デジタルヘルステクノロジーの正しい活用に向けて

前回の企画では,AMED研究としてメンタルヘルスに対するデジタルテクノロジー予防介入指針作策定に取り組まれている榎原毅先生,谷先生のご講演を受け,PIEからも提言を行ないました. 今回は,前回の企画を受け,お二人からいただいた宿題のごく一部に応えるべく調査・検討した結果を紹介,そののちに,フロア・オンライン参加者から発言・コメントを求めて議論を進めます.
具体的には,ウエアラブル端末のデータ解析のブラックボックス問題と,心拍変動指標の解釈に関する問題を取り上げます.
話題提供演者:鎌倉快之,大須賀美恵子(大阪工業大学)

大会
2023年12月9日(土)兵庫県立大学 姫路工学キャンパスA棟
詳しくは,大会WEBページをご参照ください.
形態
対面とオンラインのハイブリット開催
※大会への参加登録が必要です(当日の現金払いも可)
※Web参加の場合は,参加登録後に大会事務局への連絡をしてください
☆参加申し込みはこちら
OS
2023年12月9日(土)12:00~14:30 A会場+zoom
ご報告
今回は,心拍変動指標の国内動向を主として問題提起を行いました.今後の企画でも議論を深めていきたいと思いますので,皆様のご参加をお願いいたします.
日本人間工学会誌開催報告(人間工学,Vol.60,No.1)

[2023/9/7-8] 日本人間工学会第64回大会 企画シンポジウム

デジタルテクノロジーを活用したメンタルヘルスケアと人間工学 -生理心理計測の応用可能性と技術課題-

デジタルテクノロジー(DT)を活用したストレスマネジメントや職場のwell-being支援などを目的とした様々なサービス,アプリの開発・実用化が急速に進んでいます.そのような中,産業保健分野に特化したガイドラインを作成し社会発信しようという活動が始まりました(AMEDヘルスケア社会実装基盤整備事業,以下AMED研究). PIE研究部会では,適切で効果的な生理心理計測技術活用のための指針策定に向けて,多様なステークホルダが議論する場を設け,人間工学の視点から,この活動にどのように貢献すべきかを議論したいと考えています.
本企画では,はじめにAMED研究の研究開発代表者 榎原毅先生と谷直道先生(産業医科大学)に,この活動の目標・狙い,取り組みの状況についてお話しいただきます.その後,PIE研究部会から,生理心理計測手法やメンタルヘルスに応用可能な技術に関して,注意すべき点や社会実装の応用可能性と課題について話題を提供します.最後に皆様と質疑・議論といたします.多くの方にご参集いただき,国が整備を進めるデジタルヘルスケア事業の指針整備に貢献いただければ幸いです.

大会
2023年9月7日(木)~9月8日(金)千葉大学けやき会館
対面とオンラインのハイブリット開催ですが,対面参加の場合は事前登録期間(8/21まで)の申込が必要です.
詳しくは大会WEBページをご参照ください.
OS
2023年9月8日(金)15:10~16:40 C会場(けやき会館 会議室2)
ご報告
台風の接近にも関わらず,現地で約20名,オンラインでは約65名と非常に多くの方ご参加いただきました.今後,複数の学会や団体と連携をもち議論を重ねてまいりたいと思います.我々にとっても,本研究部会の役割を再度認識するよい機会となりました.誠にありがとうございました.
J-STAGE開催報告(人間工学,Vol.59,No.6)

[2023/5/20] 第62回 日本生体医工学会大会 オーガナイズドセッション

昨年度につづき,日本生体医工学会にて,オーガナイズドセッション(OS)を開催します.今年度は会場で開催となりますが,ぜひご参加いただき,活発な討議をお願いいたします.
【タイトル】
OS3-3-1 日常・産業場面におけるウエアラブル生体計測デバイスの活用と課題~いつでもどこでもあなただけをめざして~(2)
概要は,こちら をご参照ください.

大会
2023年5月18日(木)~5月20日(土)名古屋国際会議場
OS
2023年5月20日(土)10:30~12:00 第3会場
備考
対面のみ,大会参加登録(参加費支払)が必要です.
大会WEBページ
ご報告
現地のみの開催でしたが約80名と多くの方にご参加いただき,本テーマへの関心の高さを改めて実感いたしました.誠にありがとうございました. 今後も皆様とともにエビデンスに基づいた知見を実社会に還元できるよう,企画を計画してまいります.
J-STAGE開催報告(人間工学,Vol.59,No.5)

[2023/3/18] 日本人間工学会関西支部春季講演会 共催企画

人間工学は多様な人のwell-beingに資することを目指している. PIE研究部会でも,多様な人のwell-being向上に向け「いつでもどこでもあなただけ」をキャッチフレーズとし,個人の特性,その時の状態と反応を多面的に捉えるための低負担計測手法や,個人差や個人内変動に対応できる状態推定手法,サービス設計について議論する場を企画・提供している.本企画では,日常生活・産業場面でも利用できるウエアラブルデバイス開発について,お二人にご講演いただく.各講演後に参加者を含めた前向きな議論を展開したい.
【講演1】
「体表面貼り付け型深部体温・血糖値計測デバイスの開発」
 田中 雄次郎 氏(NTT先端集積デバイス研究所,バイオメディカル情報科学研究センタ)

疾病の早期発見から日々の体調管理のために連続的な生体情報のセンシング技術に注目が集まっている. そこで,心身の調子と密接に関わる概日リズムの指標である“深部体温”を体にセンサを貼り付けるだけで測る技術と生活習慣病などと関わる代謝の指標である“血糖値”を体に針を刺さずに測る技術の研究を紹介する.
【講演2】
「マルチデバイス生体計測システム HuME(Human Metrics Explorer)™の開発」
 古田 雅史 氏(株式会社島津製作所 基盤技術研究所,脳五感ユニット)
行動観察や生理反応から心理状態を推定する技術の応用が,幅広い領域で試みられている. これらの技術をサービスへ適用するには適用シーンと紐づく指標が必要であるが,単一の生理情報から解釈できることは限定的である. これに対し我々は,複数の計測デバイスに基づく生理信号データを統合し,用途に応じた生理信号由来の指標開発を支援するマルチデバイス生体計測システム HuME(Human Metrics Explorer)™を開発した. その構成と検証実験例を紹介する.

日時
2023年3月18日(土)14:30~17:00
方法
現地とオンライン(Zoom)によるハイブリット開催です.
Zoomでのオンライン参加方法は,3月初旬に人間工学会関西支部とPIE研究部会webサイトでご案内いたします.
参加申込
PIE研究部会員は,無料でご参加いただけます.
日本人間工学会関西支部事務局まで,Webフォームもしくはsメールで,事前にお申し込みください.※3月15日(水)〆切
▼ 参加申込の詳細は こちら から
ご報告
現地とオンラインをあわせて約50名の方にご参加いただきました.
講演後には様々な視点において多数の質問をいただき,有意義なディスカッションの時間となりました.皆様の積極的なご参加に,心より感謝いたします. 当日の様子は,人間工学会誌に報告書として掲載予定です.ぜひ,お目通しください.

[2022/12/3-4] 日本人間工学会関東支部大会 企画セッション

心拍変動指標を用いたストレス評価の妥当性について ~LF/HFはストレス指標と言えるのか?~

心拍変動指標はその簡便さより,研究室内の基礎研究からフィールド実験,ウエアブルデバイスを用いたストレスチェック・マネジメントまで,広く利用されています. 本セッションでは,生理学的メカニズムにも踏み込んで,心拍変動LF,HFの変化様式を説明し,安直にLF/HFをストレス指標とすることの危うさを指摘します.その上で,日常・産業現場での有用な活用方法を議論します.
【講演者】
大須賀美恵子(大阪工業大学)・中川千鶴(鉄道総研)・栗谷川幸代(日本大学)・黒坂知絵(産業医科大学)

日時
2022年12月4日(日)10:00~12:00
方法
大会は対面開催(会場:白鷗大学)となりますが,支部会長ならびに大会長のご厚意により,オンライン参加が可能です.
オンライン参加の方法につきましては,PIE研究部会メーリングリストで後日お知らせいたします.
ご報告
現地とオンラインで40名以上にご参加いただきました.誠にありがとうございました.
講演後には,フロアからもチャットでも大変貴重なご意見をいただき,非常に勉強になりました.
今後は,フィールド研究からの声によりそった企画も考えてまいりますので,ぜひご協力をお願いいたします.
J-STAGE開催報告(人間工学,Vol.59,No.1)

[2022/7/30-31] 日本人間工学会第63回大会 企画シンポジウム

脳波ビッグデータ収集によるメンタルWell-Being確立に向けての課題

講演者:町澤まろ先生(広島大学 脳・こころ・感性科学研究センター)
脳科学技術の実社会でのビッグデータの利活用においては簡便性と科学的妥当性との間のトレードオフが課題となっている.本セッションでは,簡便なデバイスを用いて計測する低容量脳波ではなく,多チャンネル高品質の大容量脳波をフィールドで大量に収集するしくみの整備と,人のポジティブな側面も含めた状態推定手法の開発に取り組まれ,得られた知見をWell-Beingに供するために社会実装されている町澤先生に講演をお願いする.この講演を受けて脳情報ビッグデータ利活用における多様な課題を抽出し,それらの解決のための前向きな議論を展開したい.
本企画は,ビッグデータ人間工学研究部会との共催企画です.

日時
2022年7月31日(日)13:00~14:30
場所
尾道市役所本庁舎・しまなみ交流館
参加方法
■現地で参加
会場での聴講をお願いいたします.
会場のネットワーク環境は十分ではないと伺っておりますので,Zoomには入室されないようお願いいたします.
■オンラインで参加
現地に行かれない場合も,オンラインでの参加が可能です.ただし,大会への参加登録(6/30まで)が必要です.
zoom(オンライン参加用)の情報はWeb予稿集(p.219)をご参照ください.Web予稿集のパスワードは,参加登録後に大会事務局より連絡があります.
なお,当日のzoom配信は研究部会の責任の下で,部会の持ち込み機材によって実施いたします.万全の準備をいたしますが,予期せぬことで,配信ができなくなる可能性がないとも言えません. その際はどうぞご容赦ください.
質疑応答
現地・オンラインに関わらず,ご質問は,以下の「Slido」に投稿をお願いします.Slidoはスマートフォンでもご利用可能です. ■Slidoへの参加URLとID
https://app.sli.do #9171835を入力
※Web予稿集(p.219)にQRコードもございます.ぜひご参照ください.
ご報告
コロナ感染急増で現地への参加取りやめもある中,会場では30名以上にご参加いただきました.
ご講演終了後,町澤先生より,コンソーシアムなど,みんなで協力体制を作っていきましょうとのお言葉も届いております.今後,関わりを広げ,皆様と共に様々な検討ができればと考えています. 当日の様子は,今後,人間工学会誌に報告書として掲載予定です.ぜひ,ご一読ください.

[2022/6/28-30] 第61回 日本生体医工学会大会 オーガナイズドセッション

日常・産業場面におけるウエアラブル生体計測デバイスの活用と課題~いつでもどこでもあなただけをめざして~

近年では,リストバンド型やシャツ型などのウェアラブルデバイスが多く開発され,日常生活下における身体活動記録が実現可能となりましたが,ウェアラブルデバイスで計測された生体データから心身の状態を知るためには,周囲環境や身体活動,発話の把握などを含めた計測値の妥当性や信頼性の検討が必要であり,多くの課題が山積しています.
本企画では,前回の企画セッションと同様に,話題提供をもとに,ウェアラブル生体計測の活用方法や課題についてディスカッションを行ないますので,ご参加いただきますようよろしくお願いいたします.

<話題提供>
* 日常・産業場面におけるウエアラブルデバイス利活用のための問題意識:栗谷川 幸代(日本大学)
* ウエアラブルデバイスによる心拍と呼吸データの比較事例:中川 千鶴(鉄道総合技術研究所)
* 飲料摂取をともなうデスクワーク中の生理反応から見た遠隔生体計測の課題:黒坂 知絵(産業医科大学)
* 市販・試作ウエアラブルデバイスのフィールド適用事例の紹介と課題抽出:大須賀 美恵子(大阪工業大学)

日時
2022年6月29日(水)11:45~13:15
11:45~11:55 趣旨説明
11:55~12:35 話題提供
12:35~13:15 ディスカッション
方法
本企画はハイブリット形式で開催します.
大会運営者のご厚意により,PIE会員は無料・事前登録なしで,本企画にのみオンライン参加が可能です.
オンライン参加の方法につきましては,PIE研究部会メーリングリストをご参照ください.
なお,大会は,現地(朱鷺メッセ 新潟コンベンションセンター)で対面のみで実施されます.
登録して,現地プログラムへの参加もご検討ください.大会プログラム
ご報告
現地会場から100名以上,オンラインで約40名と,大変多くの方にご参加いただきました.誠にありがとうございました.
フロアから大変貴重なご意見もいただき,PIE研究の発展につながる企画であったと実感しております. このような機会を今後も企画してまいりますので,ご期待ください.
J-STAGE開催報告(人間工学,Vol.58,No.4)

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