大会長挨拶

日本人間工学会会員の皆さまにおかれましては、ますますご清栄のこととお慶び申し上げます。 日本人間工学会関東支部第53回大会ならびに第29回卒業研究発表会を、2023年12月2日(土)、 東京都立大学日野キャンパスにて開催する運びとなりました。本年は、例年と異なり、土曜日のみの一日開催となります。

当キャンパスのある日野市は、新選組の土方歳三の生誕地として知られ、生家は現在、土方歳三記念館となっています。当研究室にも、かつて末裔の土方君が在籍していました。また、日野キャンパスでの日本人間工学会関東支部大会の開催は、2013年(大会長 瀬尾明彦教授)以来、10年ぶりとなります。

今回は、コロナ明け後、の初めての大会です。「現代社会の心の健康と人間工学」というテーマで開催し、精神科医で元東京都福祉保健局精神保健課長の仮屋暢聡先生が基調講演をしてくださいます。私は2005年に日野キャンパスに着任以来、関東支部大会、とりわけ卒業研究発表会に、本当に助けられてきました。学部4年生の研究へのモチベーションを高める上で、これ以上の発表機会はありません。毎年、初めて人前でプレゼンする学生たちの緊張感があふれ、夏の甲子園大会のようなすがすがしさを感じておりました。日野キャンパスで支部大会を開催させていただくことは、大きな喜びです。

皆さまの支部大会へのご出席を、運営委員一同、心よりお待ち申し上げております。

日本人間工学会関東支部 第53回大会 大会長 松井 岳巳