5.15 温熱環境の人間工学−諸量・定義および単位

ISO/DIS 13731
Ergonomics of thermal environment−Definitions, symbols and units

規格内容概要:熱環境人間工学の分野で頻繁に用いられる用語の省略形を約150語について定義したものである。これにより、各種の標準規格を定めることが容易になり、本や論文を書くときに共通の理解が得やすいとしている。単位についても言及し、原則としてSI単位が使われている。また、基礎的な単語については、簡単な説明が加えられた。

審議経過概要:主査より、現在でもなお、問題点の幾つかが指摘されている(例えば、時間にhr、min、secのいずれかを用いるか)。

日本の対応:我が国としては、特に体表面積をADuと定義した事にことについてはADuは、DuBoisが提案した体表面積で、我が国ではほとんど使用してない事をCDの段階で指摘した。その結果、体表面積はADと表現することとなり、数が多すぎるとの意見があったが基本的には賛成の投票を行った。

栃原 記



ISO/TC159 国内対策委員会
Last modified: Jun 12 1998