4.4 人間工学−視覚表示装置を用いるオフィス作業−空欄記入方式対話

ISO/FDIS 9241-17
Ergonomic requirements for office work with visual display terminals(VDTs)−Part 17: Form-filling dialogues

規格内容概要:書式を利用者に提示し、その書式上の所定の場所に必要情報を利用者に記入させる方式の会話技法について、人間工学的配慮を含めるための勧告である。GUI環 境が多用される現在では、ダイアログボックスを用いて、あるまとまりの情報を利用 者とやり取りする形の会話がこの方式の発展形となっており、重要な会話技法となっ ている。原案内容は、審議を進めるうちにこのようなGUI環境での利用に対応した望ましい内容となってきている。規制項目を持たない勧告規格ではあるが,検討対象の空欄記入方式対話が勧告事項にどれほど沿っているものであるかを査定する適合指標値 を求める手続きが、附属書として盛られている。

審議経過概要:
WD 9241-17.1(1993-03-06 作成WG5 N257)
WD 9241-17.2(1994-04-16 作成WG5 N302/4)
WD 9241-17.3(1994-08-12 作成WG5 N311)
CD 9241-17(1994-12-14 〜1995-03-31)
        日本は反対投票(条件付き)投票16、賛成11
DIS 9241-17(1995-09-08 作成WG5 N335)
DIS 9241-17(1995-12-20 作成WG5 N340)
DIS 9241-17(1996-09-24 〜1997-03-24)
        投票結果 賛成19/20、反対1/26 日本は賛成投票
FDIS 9241-17(1998-02-26 〜1998-04-26) 日本は賛成投票

日本の対応:日本からのCD案へのコメントも取り入れられたので推進を図っている。GUI環境での会話技法規格としてなお進んだ対応を求める委員の意見もあった。

矢頭 記



ISO/TC159 国内対策委員会
Last modified: Jun 12 1998