4.3 人間工学−視覚表示装置を用いるオフィス作業−利用者案内

ISO/FDIS 9241-13
Ergonomic requirements for office work with visual display terminals(VDTs)−Part 13: User guidance

規格内容概要:利用者とコンピュータとの対話において、利用を支援する利用時の提示情報についての人間工学的な配慮を扱う。メニュー対話などの各対話手法に固有の利用者案内は Part14 〜17 それぞれで扱い、本Partは共通する全般的・横断的な項目を扱う。 利用者案内は、全般、プロンプト、フィードバック、状況の情報、エラー管理、オンラインヘルプの構成で扱われている。規制項目を持たない勧告規格ではあるが、検討対象の利用者案内が本規格の勧告事項にどれほど沿っているものであるかを査定する適合指標値を求める手続きが、附属書として盛られている。

審議経過概要:
WD 9241-13 V6.3(1992-12-14 WG5 N242)
CD 9241-13(1993-02-08 WG5 N254)
CD 9241-13(1993-05-10 WG5 N261)(1993-05-20〜1993-08-20)
        投票15 賛成12反対3
CD 9241-13.2(1994-01-20 WG5 N286)
CD 9241-13.2(1994-05-20 WG5 N302)
DIS 9241-13(1995-08-10〜1996-02-10)賛成16/18、反対2/27(UK,USA)
ここでなぜか約2年の停滞
FDIS 9241-13(1998-02-12〜1998-04-12)日本は賛成投票

日本の対応:このPartに関しても、Part15 と同様に早期発行を期して「消極的」推進の立場を取ってきた。GUI環境での利用状況に対応した増強・改訂が今後望ましいと考えている。

矢頭 記



ISO/TC159 国内対策委員会
Last modified: Jun 12 1998