活動報告
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日本人間工学会から米国サンディエゴで7月16日から2日間行われたIEA理事会へ合計4名の国際協力委員が参加し、国際人間工学連合加盟の各学会やIEAの執行役員とのコラボレーションの会議や各学会の活動情報の共有を行いました。IEAの現在の体制に関してはすでにご存知の方もいると思いますが、簡単に紹介しますと現会長はフランスのピエール ファルゾン会長(写真中央)、事務局長はイタリアのセバスチアノ バグナラ氏(写真右)、会計役はアメリカのケン ラフレイ氏です。’(写真左)。
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今回の会議の議事は以下の項目であり、そのうち投票を行った決定事項は2件と近年になく少ない件数でした。これは、IEAの抱えている課題がどれも比較的長期の展望を持ったものであり、国際規模のコンセンサスを得るまでの素案作りに長い時間がかかっているからであると思われます。
General goals
- Better use of Council expertise
- Leave time for interaction and advice
- Few voting items (a deliberate choice) :
- an opportunity for more discussions
Agenda
- Synthesis of IEA activities (IEA President)
- Reports from Chairs of Committees
- Discussion sessions
2 long, plenary discussion sessions
- Best practice initiative
- IEA Dues
2 short, parallel sessions
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| 各学会の近況報告 |
それぞれの議題に入る前に各学会からの現況報告に2時間が費やされ、達成事項、問題点、国際学会への参加要請など報告や連絡事項がありました。日本からは富田委員による報告がありました。今回のIEA理事会の直前にあったJR西日本の列車事故についても報告事項に加えていたため、各学会からの注目度は非常に高く、日本人間工学会の会員でもある有識者が事故調査委員会にも参加していると言う説明があると、会場内では一様にすばらしい活動を行っているとの言葉が囁かれていました。
英国と米国の学会の報告の概要を以下に示します。各学会とも学会の発展および維持のための機能を明確化していることが分かります。
ES(英国人間工学会)
学会機能:会員募集機能、会員サービス機能、専門家事務局機能、大会事務局機能、渉外事務局機能、学会運営事務局。
専門家事務局の活動:専門家会員活動のモニタとフィードバック、専門領域・適応領域のレビューと拡大、短期教育コースの認定試行、機械工学会向け短期コースの製作。
会員数:堅調な増加(一般会員の増加、専門家資格者の自然減)
メディア発表:昨年20件、メディアからの問い合わせ増加、会員への記事執筆の斡旋増加、大学等への進路情報の提供100件実施。
HFES(米国人間工学会)
会員調査の結果:最重要課題は外部への働きかけと分かった。
(関連学会との連携を通して、政府機関と産業界の意思決定者を対象とする)
トピックスは
- 患者の安全と医療機器、国の安全。
- ·Computer-Human Interaction 分野において ユーザビリティに関する情報交換を行うセンターの役割を関連学会・機関と創設する。
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- 人間工学の紹介事例(短編)を地元放送局向けに準備する。
- ·人間工学月間(10月)の創設。毎年10月は学校やメディア向けに草の根運動を行いう。
- ·共同事業(米国経営工学会、糖尿病学会、米国食品薬品局)
IEA届出会員数(3655)
将来の課題
重点企画案:会員の将来の要求事項への対応(成長機会と挑戦課題の分析)
新会員獲得と現会員維持
現会員の高齢化
学生会員と若い専門職層への魅力と維持
学生向けの学会賞の増設
学生会員から一般会員への移行期の特別な会員資格(小額会費)
両学会とも、学会の維持運営・発展に具体的なアクションプランを掲げ、対応すると同時に学会内でそれぞれの役割をこなす担当者や担当部署を設けるなど、企業顔負けの体制を引いていることがわかります。。

会議の途中で撮った集合写真です
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会議の本題に入り、発展途上国に対する人間工学の普及の課題、小規模の学会への経済負担が大きいことから来る、会費の見直しに関する問題などについて、パラレル・セッションなどの形式で話し合われました
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IEA会長の報告ではIEAおよび加盟学会の発展のためのコミュニケーションの活性化の必要性が顕著になってきたと報告されました。かつてのIEAは工業先進国が中心となり、世界的な経済発展や工業生産方式の進化になどに対応してきましたが、IEAを取り巻く環境や各学会のニーズは変化し、また多様化しつつあります。各学会は各国の発展の方向や、独自の課題、文化の違いから異なる要求を持つわけであり、現在のIEAの役割はこれらに対応することであると述べています。IEAの役割と活動が加盟学会で認知されていないと昨年ごろから顕著になってきている一方で、IEAから各学会への情報提供があると、興味を示したりまた満足感をあらわしてくることから、IEAの施策と各学会の要求事項の間に隔たりがあることが分かってきたと説明がありました。IEAの施策の実施に各学会の参加を図ることなどを含め、各学会とIEA役員および委員会の会長との交流を進めてゆく方針が説明されました。
会計担当のケン ラフレイ氏からIEAの財務状況の報告があり、IEA運営上の更なる費用の節減努力の方針などの報告がありました。 |
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Development
Committeeの創設について質疑と投票が行われました。人間工学の学会の更なる発展、加盟学会同士の交流促進、学会の要求事項の探求、人間工学の普及や啓発を推進する委員会の創設が審議され、大筋で承認されました。国際レベルで人間工学を積極的に展開する役割に期待すると同時に、日本人間工学会も積極的に参加し、これまでにも増して国際社会への貢献が必要であると考えます。
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さらに以下の項目についての審議が行われました。
International
Development
Science,
Technology and Practice
EQUID (Ergonomics
Quality In Design)
Professional
Standards and Education
Communication and
Public Relations
Awards
また、各学会からの意見の集約のため、以下のDiscussion Sessions が小グループに分かれて行われ活発な討議が行われました。
C - Awards Policy
D - Technical
Committees
E - IEA/ILO Checkpoints |
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| 来年はオランダ、マーストリヒトでIEA2006が開かれます。多数の皆様の参加をお願いいたします。 |
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